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2016年1月12日火曜日

現状を改革するための方策を探る

データマイングのゴールは、未来の予測


 今回は、データ解析の目的である「現状を改革するための方策を探る」

 つまり、明確になった構造に基づいた将来予測について解説します。

<データ解析の流れ>

  1. 問題の所在に気付く
  2. 現状を把握し評価する
  3. 現状に関わる要因を探索する
  4. 現状を改革するための方策を探る
 現状に関わる要因を探索をすることによって、

  1. 問題状況に関わる要因が明確になり、その影響がモデルによって記述される
  2. モデルの中に組み込まれた変数(説明変数)が、問題状況を表す原因になる
 1.「問題の所在に気付く」⇒4.「現状を改革するための方策を探る」によって、

 将来予測の鍵となる説明変数を発見したら、それを基にビジネス展開ができます
説明変数を基にビジネス展開



ビジネス展開


説明変数の変化を注視すれば、ビジネス全体の流れが分かります。

もし説明変数が変化しないのであれば、それを変化させる経営戦略を取ることができます。


説明変数を変化させる経営戦略



2016年1月2日土曜日

「R 」の基本操作、プロジェクトの作成

Rを実際に動かしてみよう


 統合開発環境「R Studio」を設定し、R 運用の準備が整いました。

 さっそく「R」もといデータマイングを始めたいと思います。

 「R Studio」では、分析目的ごとにプロジェクトを立てます。

 文章を作る為に、「Word」で新しいファイルを開くように、

 「R Studio」でも、分析するためにプロジェクトを開きます。


プロジェクトの作成方法


①プロジェクトを開く


 File ⇒ New Project

 New Directory ⇒  Empty Project

New Directory














Empty Project


















②プロジェクトの名前を指定する


 フォルダ名やファイル名は、半角英数で設定します。

 日本語は不可ですので、気を付けてください。


プロジェクトの名前を指定する

プロジェクトの名前を指定する
今回は、「Rstudioproject」に設定しました

 


































③Create Project をクリックし、プロジェクトを作成する


 右下のウィンドウに、作成した「Rstudioproject」が表示されます。







プロジェクトの操作一覧


プロジェクトを開く時は、  File ⇒ Open File

プロジェクトを閉じる時は、 File ⇒ CLose File

プロジェクトの操作














次回は、R 内で計算をしてみましょう。

2015年12月30日水曜日

「R エディタ」の使い方

R Console の動かし方


「R」の本体が、R Console というウィンドウであることを紹介しました。

 では、どのように命令を実行するのでしょうか?

 赤い「」プロンプトに、1 + 2 という計算式を入力し「Enter」で実行してみましょう。

R Console
















 次の行に[1] 3 という足し算の結果が表示されました。

 「1 + 2」 は計算式ですが、「R Console」 のウィンドウにとっては、コマンド(命令)となります。

「R Console」 に命令を送ることによって、R のソフトは動きます。

 しかし、短い式ならともかく長い式を直接入力するのは大変です。

 コマンドは、ただのテキストデータですから、

 メモ帳で編集し、「R Console」 にコピペして作業する方法もあります。

 けれど、コマンド毎に行を変える面倒が発生します。

 そこで登場するのが、R 専用のメモ帳「R エディタ」です。

 複数のコマンドを、スクリプトを呼びますが、このスクリプトを 「R エディタ」で編集してみましょう。


 「R エディタ」の使い方

 流れ

  1. ファイル
  2. スクリプトを開く
  3. メモ帳が出現
  4. コマンドを記入
  5. コマンドを選択し「Ctrl + R」で命令が実行

(先ほどの直接入力が、間接的に入力される形となる)
 
R エディタ
(先ほどの直接入力が、間接的に入力される形となる)

 ※日本語対応にしています。

 インストール時に、

「Message Translate」

に☑を入れると日本語になります。








 しかし、これでも面倒です。

 もっと簡単に入力できる方法を探す必要があります。

 次回は、「パッケージ」についてです。

 R は、単純な計算式をするソフトではありません、複雑なデータ解析をするためのソフトです。

 それを実行するコマンドは、素人には扱えないものばかりです。

 そこで、それらを簡単に要約してまとめた「パッケージ」をインストールすることによって、

 誰でも分析が出来るようにしたいと思います。


 

統計解析ソフトの種類と、「R」のインストール方法

誰でも始められるデータマイング


 『ゼロから始めるデータマイニング』では、統計解析を無一文で実践して、

 有益な情報を手に入れる「データマイング」を実践していきます。

 今回はその第一回目です。

 まず、統計解析をする上で必要な統計ソフトをインストールしましょう。

どの統計解析ソフトが良いのか?


 統計解析ソフトは、以下の三つが挙げられます。

  1.  エクセルに附属された「分析ツール」
  2.  統計解析ソフト「SPSS」
  3.  統計解析ソフト「R」

 皆さんも気になる違いを簡単に説明すると、

  1.  エクセルに附属された「分析ツール」→普通
  2.  統計解析ソフト「SPSS」→専門的で有料で有能
  3.  統計解析ソフト「R」→専門的で無料で…
 「R」に関しては、無料で提供され、有志によって改善が図られています。

 もちろん使いやすさの点では、有料のエクセル、「SPSS」(エクセルより専門的)が

 勝りますが、お値段が数万以上します。

 『ゼロから始めるデータマイング』では、無料の「R」を使っていきます。

「R」のインストール方法


  「R」が置いてあるサイト「CRAN」に飛びます。

 パソコンのOSと同じ「R」のプログラムをダウンロードします。

 Windowsなら、
 
rダウンロード
をクリック→

rダウンロード









 Baseをクリック→
rダウンロード



 








 最新版をクリックする。

 しばらくすると、インストールプログラムが起動します。

 プログラムのセットアップの注意点

 
 Displya Mode」は、デフォルトの「MDI」ではなく、「SDI」に変更します。

 SDIは、Rに関する様々なウィンドウを独立させて表示することができ、今後新しくプログラムを組み込む際に見易くなります。


rアイコン
 Rを起動してみましょう。

 「R」の本体は、R Console という名前のウィンドウになります。

R Consoleウィンドウ
R Consoleウィンドウ

 赤い「>」はプロンプトと呼ばれ、キーボートからコマンド(命令)を入力して数的処理をします。

 これでRのインストールは完了しました。次回は、Rエディタについて紹介します。